イタリア。
ですよね。
分かります。
そう答える方がほとんどです。
僕も昔はそう思っていました。
ですがその考え方だと。
ほぼ確実に高額になります。
高額で音の質が保証されるならいいのですが、
そうでない場合もあります。
僕は楽器店を営んでいますが、
楽器の販売に重きを置いていません。
そこに意識を集中すると。
本当に価値のある情報を
皆さんに届けることが難しくなります。
弦楽器が高額な理由の一つが
とてもシンプルで
これなんです。
「イタリアが良い」と
みんながそう思っているから
なんです。
数が限られているものに需要が集中すれば、
価格は上がります。
でも実際には。
そんな単純に「どこの国か」みたいなことで
楽器の音の質は決まりません。
どこの国で作られていても、
良い楽器とそうでない楽器があります。
とんでもなく良い音でかっこいい楽器は
イタリアにあると思っています。
ですが。
全てのイタリアの楽器が
という事ではないはずです。
イタリアということ自体がブランドのようになってて
「イタリアだから良い」
この感覚でイタリアという言葉に安心して
楽器の購入を決断される方。
多いのではないでしょうか?
イタリアであれば間違いなくいいのでしょうか?
そもそもですが。
音楽が好きで、趣味で演奏を楽しみたいんだ!
そういった方に、
とんでもなく音が良くてかっこいい楽器。
必要でしょうか?
プロの演奏家はやはりそういった楽器が
必要だとも思います。
僕は、
みんなが趣味で使う楽器って
一般的な常識のある価格の楽器でも
ある工夫をすれば十分に楽しめる!
と思っています。
もし今。
一般的な楽器を使っているけど
音に満足できていない。
ということでしたら
その楽器は、調整をすることで
音を改善できる可能性があるのです。
分かりやすい例え話をします。
包丁です。
包丁の本質である切れ味なのですが
包丁自体の品質のみで決まるでしょうか?
高額なものを購入すれば
間違いなくよく切れるのでしょうか?
安価な物はやはり切れないのでしょうか?
そんなことはないのです。
どんな高額な包丁でも
きっちりと研ぎが施されて、
それで初めてその包丁が持ってる切れ味が
発揮されます。
きっちりと研がれてなければ
ホームセンターの包丁を研いで使う方が
よく切れるのではないでしょうか?
包丁の本質である切れ味。
これに関しては、包丁自体の品質だけでなく
研ぎの精度に大きく左右されています。
弦楽器の本質は
音。
ではないでしょうか?
包丁の本質である切れ味。
これに大きく影響するのが研ぎです。
だとすれば。
弦楽器の本質の音。
これに影響するのは何でしょう?
一般的に言われてること以外に
何か大切なことが抜けてると思いませんか?
調整です。
その楽器のポテンシャルを引き出す為に
ということです。
その楽器の能力以上にはやはりならないです。
でもその潜在能力が発揮されれば。
趣味で演奏される方でしたら
結構な確率で満足いく結果が出るのではないかと
思っているんです。
今使用されてる楽器の
潜在能力を引き出したことありますか?
チャレンジされたことはあると思います。
調整も行ってみた。
それでもダメだった。
やはり今の楽器では満足できない。
という方も多いかと思います。
ですが、その場合は
調整の“質”の問題かもしれません。
また包丁の話です。
研ぎ。
これはおそらくご存じかと思いますが。
雑に行っても切れ味はよくなりません。
研ぎという作業は行ったから
刃が付くということではなくて。
研ぎという作業が出来て
初めて刃が付きます。
それなりに厳しい作業になり
技術が必要になります。
でまかせは通用しません。
行った。出来た。
は
全く別次元の話。
ということです。
これが弦楽器の音の調整も
同じことが言えます。
音の調整も想像以上に奥が深いです。
魂柱と駒がメインなのですが、
魂柱は「魂の柱」と書きます。
とても重要なパーツです。
この魂柱を、
当てずっぽうに動かすだけでも
「調整」と言えてしまいます。
そういった調整で結果が出るのは
本当にラッキーな場合だけです。
魂柱を調整するには
「必ずこの楽器を良くする」
といった覚悟が必要で
この覚悟で調整を行っても
結果が出ない時は出ないのです。
でも
あるのと無いのとでは
決定的に成功率が変わってきます。
この視点を少し深くまとめてみました。
気になる方にだけ、続きをお届けしています。
この調整という視点に気付けた方は。
「弦楽器といえばどこの国?」
と聞かれれば
「イタリア」ではなく
「どこでもいい」になるはずです。
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プロフィール
川の馬ばいおりん 直井 淳一郎
地元香川で材木店に勤めた後、28歳でバイオリン製作を志す。国立音楽院バイオリン製作科を出て、都内の工房での見習いを経て、その後名古屋の弦楽器の卸問屋に勤める。その後祈願であった地元香川にて独立したのが9年前。音楽と木にの魅力にとりつかれており、材木店で働いた経験を最大限生かし主に弦楽器の音の調整に向き合っている。
高額な楽器にはもちろん当たり前に素晴らしい楽器が沢山あるが、そこまで高額な楽器でなくても調整を行うことで、十分に魅力的な音になる。という信念の持ち主。弦楽器はお金がかかるといったイメージを何とか取っ払う為調整の大切さを伝えている。

プロフィール

川の馬ばいおりん 直井 淳一郎
地元香川で材木店に勤めた後、28歳でバイオリン製作を志す。国立音楽院バイオリン製作科を出て、都内の工房での見習いを経て、その後名古屋の弦楽器の卸問屋に勤める。その後祈願であった地元香川にて独立したのが9年前。音楽と木にの魅力にとりつかれており、材木店で働いた経験を最大限生かし主に弦楽器の音の調整に向き合っている。
高額な楽器にはもちろん当たり前に素晴らしい楽器が沢山あるが、そこまで高額な楽器でなくても調整を行うことで、十分に魅力的な音になる。という信念の持ち主。弦楽器はお金がかかるといったイメージを何とか取っ払う為調整の大切さを伝えている。


プロフィール
川の馬ばいおりん 直井 淳一郎
地元香川で材木店に勤めた後、28歳でバイオリン製作を志す。国立音楽院バイオリン製作科を出て、都内の工房での見習いを経て、その後名古屋の弦楽器の卸問屋に勤める。その後祈願であった地元香川にて独立したのが9年前。音楽と木にの魅力にとりつかれており、材木店で働いた経験を最大限生かし主に弦楽器の音の調整に向き合っている。
高額な楽器にはもちろん当たり前に素晴らしい楽器が沢山あるが、そこまで高額な楽器でなくても調整を行うことで、十分に魅力的な音になる。という信念の持ち主。弦楽器はお金がかかるといったイメージを何とか取っ払う為調整の大切さを伝えている。